シワもくすみもブライトニングさせ、“今”の美しさを謳歌
メットガラ2024年の舞台でリチャード・クインのクリノリンドレスを纏ったサラ・ジェシカ・パーカーの眩い姿は、まさにファッショニスタが目指したいポジティブエイジングの理想形だ。コンパクトにまとめたグレイヘアにはボリューミーなブロンドのロングウィッグをつけ、フィリップ・トレーシーが手がけたシャイニーな素材のヘッドドレスをオン。ドレスやアクセサリーなど全体を落ち着いたシルバ~アイボリートーンで纏めつつも艶や煌めきを効果的に味方につけ、彼女ならではのステートメントルックを完成させていた。
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その立役者となったのが、生き生きとした表情をつくる軽やかで艶っぽいベースメイク。担当メイクアップ・アーティストのエレーヌ・L・オファーズのInstagramでは、シャーロット・ティルベリー(CHARLOTTE TILBURY)の「Beautiful Skin Radiant Concealer」 を使ったことが明かされている。まるで素肌のような薄付きのクリームタイプのコンシーラーは、軽い付け心地で肌にうるおいを与えながら明るく、滑らかな肌に仕上げてくれるもの。エレーヌは、サラの下瞼のクマや小皺、法令線、マリオネットラインにさらっと纏わせ、誰もが抗えないエイジングサインを隠し切るのではなく、トーンアップさせることで華麗に昇華していた。
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年齢を重ねるにつれ、つい徹底カバーしたくなるのがシミやシワ、たるみだが、手を尽くして消し去るのではなく、あえて個性のひとつとして明るく見せて表情から“映え”を狙うのがポジティブエイジングのニュースタンダード。そこにサラのようなキラキラとした笑顔があれば、万事ハッピーで美しい。
Editor: Rie Maesaka